コラム

 公開日: 2016-10-12 

屋根塗装の寿命は?塗料の種類別、耐用年数の目安

屋根塗装には、美観回復に加え屋根材を保護することで、屋根の劣化を遅らせ、雨漏り被害を防止する目的があります。

屋根用塗料には、成分・機能に応じ、ウレタン塗料、シリコン塗料、フッ素塗料、無機塗料、遮熱塗料の別があります。

屋根材には、素材に応じ、スレート、金属、日本瓦、セメント瓦の別があります。

光沢がなくなり、色がくすんできたら、屋根の塗り替えタイミングです。外壁塗り替えの必要性も確認して、同時に施工するとお得です。

屋根塗装の目的

日本瓦を除く大半の住宅屋根材には塗装が施されていますが、屋根塗装の目的はなにかご存知でしょうか?

もちろん美観(色・光沢)回復の目的が一つにありますが、もう一つの重要な目的は、屋根材の保護にあります。

屋根材は、外部構造の中でもっとも紫外線や雨にさらされている箇所です。そのため、屋根材がむき出しのままですと、かなり早く劣化していきます。

やがて、屋根直下に敷かれた防水シート(ルーフィング)が外部環境の影響を受けてしまい、ここも早期劣化します。最後は、防水シートの破れから雨漏りを起こしてしまう結果となります。

屋根塗装の劣化が、即雨漏りにつながるわけではありませんが、手遅れにならないよう、しっかりとメンテナンスをしておきましょう。

屋根用塗料の種類

屋根用塗料は、何種類かに分類できます。
●ウレタン塗料
ウレタン樹脂を主成分とする合成樹脂塗料です。

古くからあった耐久性の低いアクリル塗料に代わるものとして、一時はもてはやされました。しかし、もって10年という寿命の短さもあり、より性能の高い後発塗料に押されつつあります。

●シリコン塗料
シリコン樹脂を主成分とする合成樹脂塗料です。紫外線への耐久性が強く、防藻・防カビ機能も付いています。

最近建てられた住宅の多くは、この塗料を用いているケースが多いでしょう。10年を少し過ぎると、塗り替え時期を迎えます。

●フッ素塗料
フッ素樹脂を主成分とする合成樹脂塗料です。

高耐候性がウリで、シリコン塗料よりも長い寿命(15~20年)を誇ります。高層ビルや大型公共建築物にも多用されているのは、そのためです。

●無機塗料
有機系の合成樹脂塗料とは異なり、無機成分を主体とした塗料です。

最近は、有機物の含有をアピールした無機・有機ハイブリッド塗料というのも登場しています。

●遮熱塗料(高反射塗料)
厳密にはセラミックを有効成分とした無機・有機ハイブリッド塗料の一種ですが、別カテゴリーとして扱われることが多いです。

太陽光を反射することで、屋根ひいては室内の温度上昇を抑制する働きがセールスポイントです。

屋根材の種類

ところで、施主様の屋根材は何でしょうか?屋根材によって、どのような塗り替えが必要になるか変わってきますので、屋根材の種類について見てみましょう。

●スレート
繊維を混入した薄いセメントの板を敷き詰めたもので、日本の住宅で数多く使われている屋根材です。
メーカーで塗装済みのものは、化粧スレートと呼びます。

カラーベストとかコロニアルといった別名で呼ばれることがありますが、これらは商標です。

●金属
なつかしいトタンを思い浮かべる方もいるかもしれませんが、今はガルバリウム鋼板など、さまざまな高性能金属屋根材が出ています。

金属でありながら、断熱性を持たせたものもあります。

●日本瓦
粘土を焼いて成型した、昔ながらの日本住宅向け屋根材です。釉薬が含まれているため、相当期間塗装は不要と言われていますが永久ではありません。日本瓦専用の塗料も販売されています。

●セメント瓦
セメントと砂を材料とした瓦で、日本瓦よりも軽量で地震に強いとされています。日本瓦よりも劣化は早いので注意が必要です。

屋根塗装の塗り替えタイミング

屋根用塗料は、防汚、防藻、防カビの機能を持っていますが、それでも屋根が汚れているなら、それは塗装が寿命を迎えつつあることを意味します。

屋根は、のぼって状態を確かめるということがなかなかできないものですが、離れた所から見ても、光沢がなくなり、色もくすんできているようであれば、専門家に相談しましょう。おそらく、塗り替えタイミングにかかっていると思います。

また、屋根の塗り替え時は、外壁の塗装状態もチェックして、必要であれば屋根・外壁同時に塗り替えを行った方が、長い目で見れば安くつきます。

どういうことかと言いますと、屋根・外壁塗装では、足場を組む必要があります。足場の架設費用は15万円前後とそれなりにかかります。「今年は屋根を塗り替えて、外壁はまた来年にしよう」と考えると、その都度足場費用がかかってしまうので、同時に行うと効率的です。

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