コラム

 公開日: 2016-10-10 

ベランダのひび割れや剥がれ、劣化症状を放置するとどうなるか?

ベランダが劣化すると、ひび割れ、退色、塗膜膨れといった症状が起きてきます。

ベランダの劣化をそのまま放置しておくと、やがては室内への漏水につながる危険性があります。木造躯体が漏水で腐食すると、修復には高額の費用がかかり注意が必要です。

最悪の事態を防ぐには、定期的にメンテナンスを行い、異変を見つけたら施工業者を呼ぶことが肝心です。

ベランダの劣化症状

ベランダは、直射日光(紫外線)や雨雪に直接さらされる、人が頻繁に歩くなど、かなり過酷な環境に置かれています。

そのため、経年劣化という形で、だんだんと外観が薄汚れ、ひび割れができるなど機能面にも問題が生じてきます。以下に、ベランダが劣化した時にどのような症状が起きるのかをご紹介します。

●トップコート(上塗り層)のはがれ、ひび割れ(亀裂)
施工後何年も経つと、外部環境の影響を一番受けているトップコートがはがれたり、ひび割れてきます。

施工してからそれほど経っていないのに、この症状が起きている場合、塗っている最中に雨滴が当たったとか、規定を超える厚さで塗ってしまったとか、トップコート塗布前の油分拭き取り漏れがあります。

こういった施工不良によるものについては、規定に従い業者が(無償)補修します。

●トップコートの白化・退色
トップコートは、紫外線から防水層を保護する役割がありますが、トップコート自体が紫外線によって劣化していきます。

劣化すると、白っぽくなったり、退色していきます。塗装面に触れると、指に白い粉がつきますが、これはもともと塗膜であったものです。

●膨れ
これは亀裂や下地側から侵入した水分が気化し、行き場を失った水蒸気が、塗膜を押し上げてできるものです。

施工時に下地が乾燥しているように見えても、内部に水分を含んでいることがあります。それが蒸発してできることもあります。

ただちに漏水(雨漏り)につながるものではありませんが、ゆくゆくは漏水につながる可能性があり注意が必要です。

●防水層のはがれ、ひび割れ(亀裂)
トップコート下の防水層にこのような症状が起きている場合は、漏水一歩手前です(すでに漏水が起きている可能性もあります)。

多くの場合、メンテナンスの不備や耐用年数を過ぎることによって起きます。

●ベランダ底部の漏水
1階からベランダの底の部分を見て、そこに雨染みがあるとか、雨が降ると漏ってくるような場合は、相当劣化が進んでいる証拠です。

●ベランダに水がたまる
降雨時にベランダに水たまりができ、それがなかなか引かない場合、勾配に問題があるか、排水口(ドレン)につまりを起こしている可能性が大きいです。

放置しておくとどんなリスクが起きる?

トップコートのはがれ、ひび割れは、ベランダ防水部の劣化としては、比較的軽微なものです。

しかし、だからといって何も対策を打たないでおくと、劣化箇所から雨水が入り込み、その直下の防水層(防水用ポリエステル樹脂やウレタン塗膜など)を傷めることになります。

やがて防水層が、寿命よりも早期に劣化していき、雨水がベランダの平場・立ち上がり部の下地へと到達するようになります。

最後には、室内の床や天井に雨染みができ、雨漏りが始まります。雨漏りがある場合、躯体の目に見えない部分が、水分によるダメージを相当受けていると考えても良いかと思います。

雨漏りが怖いのは、第一に木造部分を腐らせ、家本体の寿命を縮めてしまうことです。

100年持つはずのマイホームが、30年で建て替えが必要となっては、泣くに泣けないでしょう。そこまでいかなくとも、腐った木部の補修作業は高額の費用がかかることが多いです。

シロアリが発生するなど被害は深刻に

また、濡れた木部はシロアリの好物なので、シロアリを繁殖させる要因にもなります。シロアリは木部をエサとするので、そこがだんだん痩せていきます。

ふすまの立て付けが悪くなる程度ならまだしも、耐震性が大きく損なわれ、ちょっとした揺れで半壊してしまう可能性も出てきます。

さらには、濡れた箇所にカビが発生するリスクもあります。これが美観の問題だけでなく、アレルギーなどシックハウス症候群特有の健康被害をもたらすことがあります。

上記に箇条書きした劣化症状は、室内雨漏りという最悪の事態を招きかねないものです。高額の修理費用が必要になってきますので、「たかがベランダの劣化」だからと、そのままほったらかしにしておくのは禁物です。

最悪の事態を避けるために

最悪の事態を避けるための、基本的なルールがあります。

それは、定期的にベランダを清掃することです。汚れが床に付着したままであるとか、排水口に枯れ葉が詰まって雨の日は水がたまる、といったことのないようにメンテナンスをします。

トップコートの狭い範囲の劣化であれば、DIYで処理できるかもしれません。しかし、もしかするとそれは全体的にトップコートの寿命が来る前兆かもしれません。

施工不良が明らかな場合はもちろん、明らかな異変を見つけたら、施工業者に連絡をとることが肝心です。

トップコートだけの問題であれば、それの塗り直し、防水層にまで問題が及んでいれば、防水層の重ね塗りや張替えなどの処置が必要となるかもしれません。

程度に応じて費用はかかりますが、漏水になるまで放置してからかかる費用よりは、ずっと低く抑えることができます。

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