コラム

 公開日: 2016-08-20  最終更新日: 2016-12-07

腰痛は温めたほうが良いか?冷やしたほうが良いか?


厚生労働省は、ここ数年の腰痛人口を2800万人と推定しています。日本人の4人に1人は腰痛持ちというわけです。

痛みの原因は多岐にわたり、多くは加齢による腰椎の異常ですが、ストレスや筋肉疲労、内臓の病気もあれば、原因の特定が困難なケースもあります。

それほど多くの人が抱えている腰痛ですが、みなさんは痛みが起こった時、温めていますか?冷やしていますか?

この判断を誤ると、痛みが強くなり、症状が悪化することがあります。

冷やすのがいいのか?温めるのがいいのか?

一般的に急性期は冷やして、慢性期に入ると温めるのが基本とされています。

急性期はいつまでかというと、場合によって異なりますが、発生から2~3日の痛みや炎症の強い時期を指します。

あるいは、患部に触れてみて、熱を持っている感じがあれば、急性期と判断して冷やすのが良いでしょう。逆に他の部位と同じくらいの温度で、痛みもやわらいでいれば、温めるのが良いでしょう。

冷やす効果と温める効果

冷やすことで得られる効果は、血流を抑える、炎症を抑える、痛みを抑えるなどです。

逆に温めることで得られる効果といえば、血行を良くする、筋肉のこりをほぐす、などです。痛みの強い急性期は冷やして、慢性期に入ると温めるのは、以上のような効果があるためです。

急性期、慢性期、それぞれの症状と対処法

急性の腰痛の代表的なものとして、ぎっくり腰があります。ぎっくり腰を例に挙げてご説明いたします。

発生直後は局所に急激な負担がかかり、炎症を起こしている状態です。つまり、血流が増加し、腫れや発熱、疼痛が起こっています。

したがって、この時期に温める治療は逆効果です。炎症が広がるのを抑え、熱をとる、痛みを緩和するという意味で、患部を冷やします。ビニール袋に氷を入れて冷やすという簡単な方法でかまいません。数十分冷やして、1時間あけるというような方法で、冷やし過ぎには注意してください。

急性期を過ぎ、慢性期に入ると、温める治療に切り換えます。慢性期は筋肉が緊張し、疲労した状態です。血行障害が起こり、痛めた箇所に十分な栄養が行き届かなくなっています。

したがって、この時期は患部を温めることによって血行を促進させることが重要です。

入浴はこわばった筋肉をほぐす効果があります。ぬるめのお湯にゆっくり浸かるのがより効果的です。途中で湯船から出て、一度患部を冷やし、寒冷刺激を与えると、血行促進の効果がさらにアップします。

「冷やす」「温める」のタイミングを間違えないように適切なケアを行いましょう。いずれの場合も、私どものような専門家にご相談いただくと、状況に合わせて対応することができます。

腰痛で寝るときなど楽な姿勢の紹介

この記事を書いたプロ

さくら治療院 [ホームページ]

はり師 櫻井正一

千葉県船橋市三咲1-8-8 [地図]
TEL:047-447-5657

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
 
このプロの紹介記事
櫻井正一 さくらいしょういち

患者の声に耳を傾ける。洋の東西の垣根を越え全方向から症状にアプローチ(1/3)

 地域密着、地元の人に愛されて20年以上の治療院をご紹介します。さくら治療院の院長、櫻井正一さんは、鍼灸師、あん摩・マッサージ・指圧師として活躍していますが、取り入れている治療方法は洋の東西を問いません。その背景には、来院する患者の症状の問...

櫻井正一プロに相談してみよう!

朝日新聞 マイベストプロ

細かい触診・洞察力・熟練の施術・東西の医学知識で患者を健康に

医院名 : さくら治療院
住所 : 千葉県船橋市三咲1-8-8 [地図]
TEL : 047-447-5657

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

047-447-5657

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

櫻井正一(さくらいしょういち)

さくら治療院

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
無理なダイエットは腰痛の原因
イメージ

世の中はいろいろなダイエット方法がありますが、中には効果のないものや健康に悪影響を与える間違ったダイエッ...

[ 腰痛 ]

腰痛が原因で、下痢や便秘になることも
イメージ

慢性の腰痛は生活習慣と深い関わりがあります。便秘や下痢もまた、生活習慣の影響が大きい症状です。腰痛と...

[ 腰痛 ]

腰痛と腹痛の併発に注意
イメージ

腰痛の原因として考えられるものの多くは、関節や骨の異常ですが、早期治療が必要な内臓疾患が原因で、腹痛とと...

[ 腰痛 ]

腰痛で寝るときなど楽な姿勢の紹介
イメージ

立ち方や座り方で腰への負担が変わってくるように、寝る時の姿勢もまた腰痛と深い関わりがあります。適度な硬さ...

[ 腰痛 ]

腰痛は肝臓や腎臓などの内臓疾患が原因かも知れない
イメージ

腰痛で苦しんでいる人はどのくらいいるでしょうか。厚生労働省の調査では「腰痛持ちは全国で2800万人」と推...

[ 腰痛 ]

コラム一覧を見る

コラムのテーマ一覧
スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ