コラム

 公開日: 2016-07-28  最終更新日: 2016-12-07

肩こりは温めた方が良いか?冷やした方が良いか?


肩の関節は、全身の関節の中でもっとも大きく動く部分です。その分、構造が複雑なため、さまざまなトラブルが起こりがちです。

その中でも、もっとも多いものが肩こり。みなさんは肩こりの対策として、温めたらいいのか、冷やせばいいのか、悩んだことはないでしょうか。

肩こりは冷えると悪化しやすい傾向にありますが、肩のトラブルの中には冷やしたほうが良いものもあります。正しい対処をしないと、症状が悪化してしまう場合がありますので、注意が必要です。

血行障害が肩こりの原因

温めるのか冷やすのかをご説明する前に、肩こりのメカニズムについて触れておきたいと思います。

私たちが体を動かす時、筋肉は収縮と伸展を交互に行い、骨格を動かします。体を適度に動かすと、筋肉のまわりの血行が良くなり疲労物質は血液とともに流れていきます。

しかし、長い時間同じ姿勢で作業をしたり車の運転をしたりして体を動かさないでいると、筋肉が緊張したままとなり筋肉疲労を起こします。

これによって筋肉の中に疲労物質が溜まり、血行が悪くなります。そして、さらに筋肉が緊張するという悪循環に陥ります。この悪循環を断ち切らなければ、どんどん肩こりは悪化していきます。

慢性の肩こりは温めるのが基本

肩こりの原因である血行障害を改善するためには、温湿布や蒸しタオルなどで肩周りを温めることで効果が得られます。

温めると血行が良くなって、疲労物質が取り除かれます。肩が温まってきたところで、マッサージをするとより効果的です。冷やしてしまうと血行が悪くなり、肩こりを悪化させてしまう恐れがあります。

以上のように、肩こりは温めるのが基本です。寒いと筋肉が収縮しますので、温かいお風呂に入って、全身の血行を良くすることも良い方法です。寒い季節はマフラーなどで頸、肩まわりを保護することもおすすめします。

急性の肩の痛みは冷やして炎症を鎮める

冷やしたほうが良い場合は、上記のような肩こりではなく、激しい運動のあとの筋肉疲労、四十肩・五十肩の急性期、打撲やねんざを起こした時などです。

筋肉が炎症を起こし腫れたり、熱を持ったりしているとき、氷やアイスパックなどで冷やして炎症を鎮めます。

症状が落ち着き慢性期に入ったら、温める治療に切り換える必要があります。市販の湿布を使用する場合、温湿布と冷湿布がありますので、症状によって使い分けることが大切です。

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