コラム

 公開日: 2015-06-22  最終更新日: 2015-06-23

EMDRを受けて

「U子さんから EMDRが良かったと聞きました。
受けたいと思います。」
とご連絡を頂き、その後受けて下さった Sさんから 感想等を頂きました。
EMDRを終えた時に
「変化を感じたら サイトに載せてもらっても良いようなレポートを書きますね!」
とおっしゃって下さっていました。

EMDRを受けて1ヶ月

EMDRセラピーが終わってから そろそろ一月が経とうとしていますが
日々、自分が以前に比べて「強くなった」と感じています。

警戒状態の解除

というのは、私はトラウマによって どこかで警戒心が強い人間になっていて
そのトラウマを処理することによって 警戒心が薄れたからではないか、と思います。
特に 家で「亭主関白」だった主人に対する警戒心が だんだん薄らいでいます。
その効果で 言いたいことが言えるようになってきました。
主人も 私と息子に対して、以前より穏やかに接してくれるようになりました。

内なる生命感との繋がり

でも 何より良かったのは、トラウマの後で 解離によって失っていた自分自身の本来の強さ、
つまり 自己肯定感・身体感覚・躍動感のある感情 といったものを取り戻したことです。
自分は今まで「観察自我」、言い換えると「理性」で生きてきたように思います。しかし
この理性ってものは 判断も行動もできますが エネルギー源としては不充分です。
しかも 生の喜びとは結びつかないように思います。
 生きる歓びというものは 何より感情と身体、そして魂(心全体)が結びついた心身一如の状態でしか 手に入らないものなのでしょうね。

自己肯定感とは何か

よく 自己肯定感という言葉が使われますが、いろんな言葉で表現されるこの感情は何なのでしょうか。自分自身を愛せる、肯定できる、ということが 人にとって意外と難しいのは何故でしょう。赤ちゃんや動物には いとも簡単に出来ていることなのに、です。
 そもそも自己肯定感って 感情なのでしょうか? 
いや、むしろ「確固とした認知」ではないかと思うんです。
自己肯定感というのは 自分の能力や立場、その他「社会的な効果を持つ自分の特性」ではないでしょう。それは メンツとかプライドとかの「自意識の満足」には繋がりますが 自己肯定感には無関係のようです。
 私は 自己肯定感を持てないまま今まで生きてきました。そのせいで「原罪」つまり
人は生まれながらに罪を背負っている、という思考がストンと落ちたくらいです。

自己肯定感を取り戻す

でも EMDRセラピーのおかげで どうやら自己肯定感を取り戻しました。
それは、おそらく「感情・身体性」と再び結びついたお陰だと思うんです。
つまり「命そのものである自分」を感じている、ということです。
 動物や赤ちゃんは この生命そのものです。彼らに無駄な自意識はありません。
したがって、いつも自分の命を第一に生きています。これが正しい生き方でしょう。
いつも「命」を価値観の一番上に置く。そうでないとアドラー心理学のいう「勇気」は出てこないでしょう。つまり、「自己肯定感」と「勇気」は同じものだと思います。
(勇気という言葉を 自己肯定感の替りに使うのは良いと思います。ほかのプライドその他と間違う危険性が少ないので。しかも子供にも分かりやすいし。)

人間の尊厳をひとりひとりの中に取り戻す

自己肯定感というのは、自分自身の「命の尊厳」を感じている・信じている、という状態なのでしょう。それは自然そのものに備わってるものですが、現代社会は どこかに置き去りにしたのかもしれません。恐ろしい事実ではないでしょうか。
 現代社会では、産業が第一の価値として追求されてきました。そのために、人の「能力」、仕事の「効率」、手っ取り早い意思決定・伝達手段となる「階級」などを命の認知より優先しています。同じ「種」である相手の人の命よりも「作業員」「学生」等々、「役割」としての一員として人間を見る「癖」を作り上げてしまいました。そこには「人間の尊厳」はありません。

 アドラー心理学で目指されていることは この人間の尊厳をひとりひとりの中に取り戻す、という仕事ではありませんか。もちろん、他のセラピーにしても同じでしょう。
私は 自分の体験からそれを深く理解できたように思います。

ありがとうございました。

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