幸せをつかめる「強い心」と「自発的な学習態度」を育てる教育家
コラム
公開日: 2016-04-24
これほどの努力を、他人は「運」と決めつけるから、もはや笑えてしまう。
「継続は力なり」という言葉を、私の背中を持って塾生たちに伝えていくために、ネタもどんどん無くなって書くのが苦しくなる一方なのに、ここまでほぼ毎日ブログを更新し続けてきました。
精神的にも、体力的にも、死にそうになりながらも全国のお子さんを持つ数多くのお父さんお母さんをはじめ、同業者の方、学校関係者の方をはじめとする読者の皆様の支えによって、ここまで書き続けることができました(途中止まってしまった日も何日かありましたが…)。
おかげさまで国内最大のブログサイト「にほんブログ村」の “受験生の親” 部門で、ついに念願の総合ランキング第1位を達成することができました!!! 読者の皆様に感謝です。
1年中ずっと毎日休みなく、文面を書いてブログを更新し続ける。
やっている方はお分かりでしょうが、想像を絶するほど大変な作業です。私以外にも毎日ブログを更新されている兵を見ていると、尊敬の念しかありません。
ブログを継続して書いてない人にとっては、この苦しみはまず理解できないでしょう。
今日は、そこからテーマをとろうと思います。
塾生が計画通りに勉強を続け、成績アップを達成したとき、私は思うことがあります。
「これだけの努力をしてきたんだから、点数だって上がってわけだよ」と。
そして、塾生がそこに至るまでの様々な努力や苦労を走馬灯のように振り返り、我が子のように喜びを噛み締めるわけです。
ところが、一部の塾生が、その頑張った塾生に対して陰口を叩き始めました。
「そんなわけねーし。あいつは、たまたま運が良かっただけじゃねーの?」と。
大抵この手の発言をするバカ野郎たちは、私から怒髪天を衝く勢いで私から鉄槌を下されるわけだけど、この発言のウラには、自分がそこまで努力してなくて他の塾生に抜かされて負けてしまったという事実を受け止めきれない…というケースが大半なわけです。
運やツキというものは、確かにあると思います。
しかし、運やツキなんてものは、そう続くわけではありません。これは少しでもギャンブルをかじったことがある人なら分かることでしょう。
勉強にせよ、スポーツにせよ、ビジネスにせよ、成功するには持続性が不可欠です。
持続するからこそ大きな結果が生まれ、それが成功につながるわけです。
それにしても、なぜ人間は、他人の成功を「運」と言い切るんでしょうね?
単なるひがみやヤッカミとしか思えないんですよね。
私もずっと考えていましたが、結局思うに至る結論に達しました。
ひがんだりヤッカミを入れる人間というのは、本当の努力をしたことがないのでしょう。
結局、人間は自分のスケールでしか物事をはかることができないわけです。
圧倒的な努力は、不可能を可能にしてしまう。そのことを、こういった人たちは知らないのでしょう。
知らないなら知らないで、それも自由です。
知りたきゃ知ればいい。ちゃんと教えますから。
勉強も、結局は自分の弱さとの闘いです。
多くの人がこのことを知って、一斉に圧倒的な努力を始めたら、周囲と差がつかなくなってしまいますから。
そして、点数を伸ばした塾生に「運が良かっただけじゃなくて、おまえが頑張ったからだよ」と私から伝えると、その塾生からは面白い言葉が返ってきました。
「ありがとうございます。ラッキーでした(笑)」と。
できる人っていうのは、絶対に自分の高い実力をひけらかしませんよね。
能ある鷹は爪を隠す…みたいに、謙遜して自分を下手に出してきます。この手の人間が、一番キレ者だなと、私もつくづく思ってしまいます。
私は、この塾生の心の声が聞こえてきた気がします。
「運と言ってればいいさ。オレはその間に、もっともっと頑張って、おまえらの何百倍も差をつけてやるから」みたいな感じの心の声が…(笑)
「運が良かった」というのは、自己謙遜のみで使うべきでしょうね。
決して他人をこの一言で決めつけるべきではないでしょう。
その一言は、思考を停止させて、努力を放棄させて、成長を止めてしまうでしょうから。
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